学生ローンを借りるにはどこがいいの?

学生さんの夢を応援学生さんがコンパや合宿、あるいは資格の取得などでちょっとしたキャッシングをしたい場合、学生専門の貸金業者を利用するのが一般的です。これらの金融業者は、古くから学校近辺で営業しているケースなどもあり、一般的には学生ローンというふうに呼ばれています。

けれども、最近は貸金業法が改正され、貸しすぎなどによる多重債務を防ぐための様々な取り組みがなされてきており、学生アルバイトなどの収入の低い方の借り入れは難しくなってきています。これは学生のみならず、今までは夫の許可を得ずに借りることができていた専業主婦の方でもそうですが、与信情報に対するチェックが厳しくなってきていることがその要因に挙げられます。

この貸金業法改正のほかにも、グレーゾーン金利の廃止に伴う過払い金問題など、消費者金融業界をとりまく環境が激変している状況ですので、最新の情報にもとづいて貸金業者を選択されることをおすすめします。

傾向としましては、大手消費者金融の方でも学生に対応しているケースが多くなってきていますので、資金力の豊富な有名な会社を選択するのもありかと思われます。もちろん、中小企業の場合でも優良な業者も多いわけですが、できるだけ、CMなどで知名度の高い会社を選択されるとよいでしょう。

就職できなかった際の学生ローンのリスク

学生ローンの問題として、就職できなかった場合のリスクを考えなくてはいけません。
大学を卒業して正社員で就職すれば、ボーナス1回~2回分で一括返済できるという見込みがあると思いますが、その予定がはずれてしまうケースも考えられます。

近年の学生の就職状況によれば、年々、企業の新卒求人には改善が見られるものの、未だにデフレからの脱却による景気の改善は見られておりません。借入が膨らんだまま卒業の時期を迎え、なおかつ就職の内定も取れなかった場合、非正規やアルバイトによる不安定な収入のまま、返済をし続けることになってしまいます。

できるだけ、学生ローンは社会人になるまで持ち越さず、大学の4年間のうちに完済されることをおすすめします。

一番まずいパターンは、どうせ就職したら返せるからと、学生のうちに多額の借入残高を抱えてしまうケースです。一般的な社会人の平均年収は400万円程度といわれておりますが、税金や社会保険料、生活費などを差し引くと可処分所得は思っていたほど大きくはないというケースが一般的です。

特に、新卒社会人の場合、年収はそれほど多くはありませんので、消費者金融の50万円でも返済はきついものです。これに奨学金なども合わさった場合、なかなか返済が進まず、借金を抱えたままズルズルと30代まで突入してしまう可能性もあります。

20代は自動車の購入や結婚などのイベントでの出費の多い時期でもありますので、すぐに返すつもりが、かえって増えてしまうケースもありますので注意しましょう。